リハーサル初日。
「さあ行くぜい!」と出発。

風の強さにびっくり。
「こ、こりゃすごっ」と、それでなくてもよろよろはよ〜ろよろ。

電車に乗って、乗り換えの駅に着く時
「強風で止まったり遅れたりしている電車があります」とアナウンス。
乗り換えの電車は遅れていたようで、ホームどころか階段も人でいっぱいであった。
それでも反対側の電車が何本かきて、ホームに降りれたのであった。
と、すぐそこに盲導犬くん。ちょっとというか、仕事柄老けてしまうのだろうけど、、老けた犬くん。
写真では空いてるように見えるけど、階段を降りたすぐの場所だからで、ホームはまだ人でいっぱい。
もうなんだか盲導犬くんがかわいそうになってしまい、気にもせず横を行く人たちが当たってはいかんと、横にいることにしたのであった。

目的の方向、犬くんも乗る電車がやっときて、彼女も犬くんも行こうとしたけど、けつから乗り込むようなぎゅうぎゅうで、、「ものすごく混んでますよ」と声をかけたのでした。
数本乗るのをやめて、「これは乗れそうですよ」と2人と1匹は乗ったのでした。
が、彼女や犬くんを気にもせずつり革あるのにつかまらず、よろけて犬くんのシッポや足を踏む人がいるわけで、席を譲らない人もいるわけで、、また踏む人がいるわけで、、あやまらないわけで、、犬くん声出さないわけで、、俺は久しぶりに「次誰か同じ事やったら知らんですよ」な顔になったのでした。

大きな駅で席があいたからすぐに座ってもらって、犬くん彼女の膝の裏に入るけど、足や手は出てるから、踏まれないようにと、俺は静かにがるるってたのだがだが、俺も降りる駅になって、、乗り込む人に「ここに盲導犬くんが」と分かるようにしながら降りようとした時、すっと後ろから俺がいた場所に立ち、弓道の弓を犬くんの顔と手を守るように置いてくれた男子が。
顔を見て「うん」てうなずいて、、俺は次の乗り換えの駅に向かったのですが、
もううれしゅうて涙がでてきそうなのでした。

彼女も犬くんも、毎日こうして暮らしてるわけで、たまたまいたおじちゃんと若者のこんなん必要ないだろうけど、できることしかできんけど、会ってしまったら、したってええじゃないかと。
犬くん、けっこうボロボロなのに頑張って彼女を守ってたなぁ。
スタジオに行く前に犬くんと弓道の男子に涙ちょちょぎれ、「よし、俺も俺の仕事けっぱるからな」とスタジオに向かったのでした。

20130313b



リハーサル初日。
弦がいない初日。
PA伊藤も来てくれ、弦がやってた仕事をスタッフに伝えてくれたのでした。

一彦、清水、ヒロキも久しぶり。
爆音も久しぶり。

始まったぜい!

20130313a